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世にも珍しいアレルギー 水や青?愛まで⁉

 

アレルギーの代表格、花粉症。

実に日本国民の1/2が罹患している可能性があるという。

花粉症というと春のイメージがあるかもしれないが、これは最も有症者の多いスギ花粉が春先に飛び始めるため。

しかし、花粉症を起こす原因植物はスギ以外にもヒノキ(1月〜5月)や、秋に多く飛散するブタクサ(8月〜10月)など多種多様。

それらの花粉が1年中飛散しているため、中には万年花粉症だという人もいる。

 

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もはや皆様既知であろう国民病となった花粉症の話はこれくらいにして、今回はまだよく知られていない珍しいアレルギーをご紹介。

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世界でも約40例しか確認されていない水アレルギー。

水アレルギー患者がじんましんを発症するのはヒスタミンが引き起こすアレルギー疾患ではなく、水の中に含まれるなんらかの化合物が要因となって、皮膚に物理的刺激が加わることによる皮膚疾患であるため、体内の水分は害をなさないらしい。

水アレルギー患者の食事はドライフード中心で、飲み物は野菜・果物100%のジュースや無添加の牛乳など、少量だけ摂取できる。

風呂は週に数回、短時間のシャワーのみ。

 

汗をかくのも泣くのも命取りになる。

われわれの何気ない日常生活の一部が制限されてしまうという、何とも厳しい現実。

人間の身体、約60%は水だというのに・・・

 

水以外の食べ物と飲み物

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この病状は非常にまれであり、摂取できるのは水だけ。

公表されているオーストラリアの少年(Kaleb Bussenschutt:6歳)は、水、氷、そして1種類のレモネードだけしか摂取できない。

そして、命の綱となる食事は、1日20時間もかけて胃に直接つながる栄養チューブを通して必要な栄養を補わなければならない。 

 

食物依存性運動誘発性アナフィラキシー

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ある特定の食物と運動の組み合わせで、じんましんから始まりショッ ク症状にいたる場合がある。

原因抗原として頻度の多いものは小麦・魚貝類など。

具体的な例として、小麦・魚貝類などの昼食を摂取した後にサッカーなどで激しい運動をした場合にじんましんの出現に始まり、喉頭浮腫、喘鳴などの呼吸器症状を伴いショックにいたる場合がある。

 

しかし、特定の食べ物を食べて運動しても毎回必ず発症するわけではない。

運動の負荷・種類・食事 の間隔・体調(ストレス・疲労・寝不足)・かぜや痛み止め薬(アスピリン)を飲んでいたかどうか・月経(女性ホルモン)などのさまざまな要因も発症に関係があると考えられている。

つまり、いつでも・どこでも・誰にでも起こりうる可能性があり、頻度はそれほど低くない。

 

キス

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キス自体がアレルギー反応を引き起こすことはないが、キスの相手が特定のアレルゲン物質(食べ物・薬・化粧品etc.)を口にしていたり、つけていたりすると具合が悪くなったりすることがある。

 

振動

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ほんの少しの振動を感じただけで、身体が振動を【攻撃】であると判断するため、免疫機能が様々な症状をおこし、あっというまにじんましんが体全体に広がってしまう。

ほとんどのアレルギーの正体は、無害な刺激を攻撃と錯覚した脳が免疫反応を起こしてしまっているため、携帯の振動でもアレルギーを発症してしまう人がいる。

 

青アレルギー(青色染料アレルギー)

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青いものを見ただけでアレルギー反応が出てしまうというわけではない。

化粧品・アクセサリーなど身近なものに含まれている青色染料が皮膚に接触したことにより、皮膚から吸収されアレルギー反応を示すアレルギー性接触皮膚炎である。

よって、青色以外の色アレルギーもある。

 

愛アレルギー

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イギリスのシャーロット・デービスさんは、彼と会う約束の日が近づいてくると決まってまぶたに湿疹が出たり、目が腫れたりといったアレルギー症状に悩まされていた。

そんな心身のギャップに苦しみながらも恋人と2年間の交際を続け結婚。

すると、これまで出ていたアレルギー症状が現れなくなり、いまは穏やかに幸せな時間を過ごしているそうだ。

診断した医師によれば、負の精神的ストレスでアレルギー症状が現れることはあるが、愛が原因によるアレルギー症状は初めてだという。

 

世界人口約74億5000万人。まだまだ知られていない奇病やアレルギーはたくさんあるが、治療法がまだ確立されていない病気を患っている方々に関しては、少しでも早く、どうか普通の健やかな暮らしを送ることができるように、世の天才たちに頑張っていただきたい。

 

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