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たべこ一家とうさぎ一家の何気ない日常

【君たちはどう生きるか】自分の生き方を決定できるのは自分だけだ。

 

 

君たちはどう生きるか 

 

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目から鱗が落ちました。

 

先日の世界一受けたい授業でとりあげられた、『日本のうそ15』という中の一つ、

児童書は子どもが読む本というのは嘘。大人も読んでいい本がある。

で取り上げられた 『君たちはどう生きるか』

 

ずるい大人になってから早、数十年。

少しでも荒んだ心を浄化させようと、気づいた時にはすでに、Amazonに発注を済ませていました。

そしてもう手元にある漫画『君たちはどう生きるか』

 

 

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コぺル君とは、主人公の中学2年生の本田潤一君。

そして、級友たちとの間で繰り広げられる、様々な人間関係に思い悩むコぺル君の相談に乗ってくれるおじさんとの物語り。

 

コぺル君のお父さんがなくなる3日前、息子のことを頼むと言い残されたおじさんは、「人間として立派になってもらいたい」と願っていたお父さんの希望を叶えるかの如く、コぺル君が立派な人間になれるようにと、様々なヒントを出しながら導いていく。

 

 

物の見方 

「人間は分子みたいだ」

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一人一人の人間はみんな、広い小の世の中の一分子なのだ。

みんなが集まって世の中をつくっているのだし、みんな世の中の波に動かされて生きているんだ。

(中略)

君が広い世の中の一分子として自分を見たということは、決して小さな発見ではない。

 

久しぶりに銀座のデパートの屋上へ来たコぺル君。

雨粒位に見える小さな人間たちを「分子みたいにちっぽけだ」と感じる。

 

 

クラスでのいじめに悩むコぺル君 

「自分で考えるんだ」

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弁当のおかずに油揚げを持ってきていることで、『あぶらあげ』と呼ばれたり、意地悪をされ続けている級友の浦川君。

しかし、意見したら次は自分が狙われてしまうのではという思いから、誰も何も言えなかった。

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どうにかして仲間を助けてあげられる方法はないものかと、おじさんに訪ねる前に、 

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「言われたとおりに行動し、教えられたとおりに生きてゆこうとするならば、

いつまでたっても一人前の人間になれない。」

と、自分で考えることを勧められる。

 

 

勇気を出し、いじめを続ける山口君に意見をするガッチン。

周りのみんなも手を貸そうという雰囲気になる。

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しかし、そこにはいじめられ続けた浦川君が。

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一方的にやられることがどれだけ嫌かを知っている浦川君は、勇気を振り絞り、周りの流れに逆らい、自分をいじめた人間を助けた。

 

良いこと悪いことを自分の信念で判断し、自分の意志で許した浦川君を本当に立派だと思ったコぺル君。

 

 

著者:吉野源三郎

軍国主義で言論が規制されていた当時、吉野源三郎氏32歳の時、海外の共産党主義運動に関与した疑いで逮捕された。

軍法会議にかけられ、死刑判決を受けるはずだった。

 

『拷問を受けたあなたが敵国に仲間を売りますか?』

軍法会議裁判中にかけられた吉野源三郎氏が、死刑を免れた命がけでおこした行動とは?

逮捕され仲間を売れと拷問を受けたが、仲間を売るような軍人が信用できるかと裁判官に喧嘩を売って、死刑を免れ釈放された。

以後、出版の仕事についたが、検閲が厳しく思うように本が出版できない時代、児童書でこの本を出した。

 

 

普段はほとんど本を読まない自分としては

この本をできるだけ多くの文字が読める年代の人に見てもらいたい。

人の親ならなおさらだ。

 

社会生活の中で、大人子供問わずに誰でも遭遇する場面があるだろう、いじめ。

いじめられている者に対して、あなたはどんなリアクションをとるのか?

救いの手を差し伸べられるのか?

知らんぷりをするのか?

それとも一緒になっていじめに加担してしまうのか?

 

コぺル君が仲間を裏切り、友達に合わせる顔がないと学校を休む姿。

まるで、思春期真っ盛りで友達関係に思い悩んでいた自分を見ているようだった。

そして、コぺル君には『おじさん』という答えを導き出してくれる大人が身近にいて、羨ましいと思う。

 

しかし、十人十色の人間社会の中で、人に対する100%の正解はない。

そんな面倒くさい人間関係を、その時その時でこなしながら、自分も今こうやって色々な事をうまくやり過ごしたりすることが出来るようになったんだろうな…

 

この本が80年の時を経て、漫画化された意味が分かった気がする。

今の時代にはそぐわないかもしれないけれど、人としての大事な何かはいつまでたっても変わってはいけないと思うし、変わらないと思う。

 

自分の生き方を決定できるのは自分だけだ。

 

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