明日30日は長女の就職試験日。
二女(現在東京で中華料理人の駆け出し)は、3社目でやっと受かったが、長女は明日の試験以外は、他の所は考えていないのだという。
随分と余裕なことを言っている。
これまで何の困難もなく進学し、まあまあそれなりの結果を残せたが、ここで少し痛い目を見ないと、今後の社会生活は大丈夫なのかと心配になる。
この件を、職場のみんなの前で話していたら、「母ちゃん厳しいね。」なんて言われてしまった。
そりゃあ、自分の子供だもの、順風満帆でいてもらいたい。
だけど逆境を乗り越えて、少々辛い事も耐えられる人間になってもらいたい。
自分の子は、そんなにメンタル強くないか。と思うけど、とにかく後悔ないように、どんなことでも楽しんで出来るようになってもらいたい。
二女もこれまでの学校生活は、愚痴をこぼせば贅沢すぎると言われてしまうくらい、とんとん拍子できたが、今回初めて就職試験というものを、何度も挑戦しなければならなかったことで、世の中はそんなに甘くはないと、少しは気づいてもらえたかな?
いや、気づいてもらわないと困るけど。
先ほどから、家の中をウロウロする長女。
就活スーツのスカートがないとか、クールビズだから半袖のシャツで来いと言われただとか、前日になって騒いで焦っている。
しかし、今から始まった事ではない。
いつだってそう…
小中学の頃、箸セットを家に忘れて、職員室に箸を借りに行く事、学年でトップクラス。最初のうちは届けたりもしたが、本人の為にと何もしないでいたら、結局これは中学卒業までなおらなかった。
試験前日、教科書を持って帰るのを忘れたと、夜間に職員玄関から入る事数回。
大事なプリントを無くしたと、友達に借りてコピーさせてもらう事、何回も。
まだまだあるけど、長女の名誉の為に伏せておく。といっても、これだけでも相当だが。
こんな忘れん坊のおっとり娘でも、一歩外へ出れば、バイトにしろ学校行事にしろ、それなりの結果を出すのだから見ものである。
明日の試験、いつも通りにやってくれば問題ないでしょ?
普段通りにお姉ちゃんらしくしてきて。
がんばっ!
応援するうさぎ一家
お父さんがそっぽ向いちゃった。