あそこでバチッ、ここでもバチッ。
空気が乾燥しているこの季節。
静電気が起きやすい環境は気温25度以下、湿度20%以下。
静電気の原因
物と物をこすり合わせることで発生する摩擦電気
下敷きを頭にこすり擦り付けると毛が立つ。
重なり合った二つのものが離れる時に発生する剥離帯電
服を脱いだ時にバチッとなる。
車に乗る時、ドアノブに手をかける時、洗濯ものを取り込む時、
『バチンッ!』ってくる静電気。
自分は特に帯電体質らしく、何をするにも決意をもって取り組まないと、不意打ちされた時の痛みとびっくりと言ったら、たまったもんじゃない。
ちなみに、
バチバチッ、ちくっと痛いくらいなら約3,000ボルト。
「ギャッ、痛いっ!」指先から青白い電気が見えるくらい痛い時は、約5,000~10,000ボルト。
しかし、電圧が高くても電気の量が少ないので、大きな電流を流し続けることが出来ないから感電しない。
物に対してなら自分だけが我慢すれば良い話しなのだが、
身振り手振りを使って笑い話をしていると、他人に触れた手から放電してしまうのだ。
「お~、びっくり。」
って言うだけでみんな優しいけれど、こちらとしては申し訳なく気が引けてしまう。
まさに、『♪触るもの皆傷つけた』状態なのだ。
そこで自分なりに対策している。
手の保湿
とにかく乾燥が一番の原因だから保湿をする。
クリームを塗った手で、頭を軽くなでると髪の毛の静電気も抑えてくれる。
壁をさわる
ドアや引き出しを開ける時は、とりあえず身近な壁などに手の平をつけて放電する。
金属とは違ってゆっくりと電気を逃がすため、バチッとならない。
コンクリート・木材・煉瓦・タイヤなど。
注意:プラスチック・ガラス・ゴムは電気を通さない。
柔軟剤を使う
ウールのセーターとポリエステル製のフリースの組み合わせのバチバチや、スカートがタイツにまとわりつくのを防いでくれる。
さらに静電気防止スプレーを使用すれば効果的。
湿度を高くする
部屋が乾燥していると静電気が空気中に逃げられなくなり、電気をため込みやすくなるため、加湿器などを使って湿度50~60%に保つ。
とにかく潤いを守って、突発的にやってくる静電気の痛みに襲われないように対処しよう。