『んー?お巡りさんだ。何か事件でもあったのか?』
皆さん、検問を受けたことありますか?
検問(けんもん)とは、違反や怪しい点がないかどうかを問いただして調べることである。一般的には、警察が犯罪捜査や治安維持、交通違反の取り締まりなどのため通行人や通行車両の点検を行うことを意味するる。
出典:Wikipedia
テレビでは「警視庁◯◯時」なんていう系統の番組をよく放送しているけれど、本当にノンフィクションなのかと思ってしまうくらいの人が検挙されている。
誰が見ても分かるような酔っ払いぶりなのに、『飲んでないよ〜』と、フワッフワな感じで言い張るおじさん。
その飲んでないよ発言があきらかな証拠となるくらいだが、警察官はこれでもかとアルコール呼気検査を受けさせる。
しかし、その疑いをかけられたおじさんもひっちゃかめっちゃかで、急に怒り出したり泣き出したりと、誰も予測の出来ない行動をとり続けるのだが、結局は最終的にしょんぼりとしてしまい、
視聴者の自分としては、その行動に一部始終ツッコミが止まらなくなるのである。
「お父さん、だいぶ車がふらふらしていたんだけど・・・」
『そんなことはございませんっ。』
「お酒飲んだかね?」
『飲んでましぇんっ。』
「お父さん、呼気検査でばっちりアルコールが出てるんだけれど、どれくらい飲んだの?」
『ん~、・・・焼酎3杯と、それから・・・』
結局は認めるんかいっ!
不謹慎にもこういった番組を見ていると、パトカーが見えたら不審な立ち振る舞いをして、お巡りさんに疑われてみたいと思ったりもする。
こちらの写真もまさしく只今、飲酒検問中。
出典:Facebook.com
えっ?!
呼気テストを受けているお子様。
これは、イングランドのチェシャ―警察署のお巡りさん達が、検問中に通りかかったこの子に対しても、検査を始めた時の一枚。
お巡りさんは両親にも冗談交じりに
「この子は飲んでいませんか?」と尋ね、両親も
「何杯か飲んでいます。(もちろんアルコールでないが)」と返したとか。
この投稿に、
「職務中に何ふざけてるんだ。」
と警察官に怒りをあらわにする意見と、
「微笑ましい光景。」
と警察官に好感を持つ意見とで賛否両論らしいが、あなたの意見はどうだろう?
自分的には、地域密着で市民の安全を守るお巡りさんにとって、こういった人と人との触れ合いを大切にすることも大事だと思う。
この写真を一番最初に見た時は、こういったアドリブが聞くお巡りさんと、余裕の受け答えをする両親に感心してしまったのと同時に、それに動揺することのない子供の姿に、一本取られてしまった。
いざ自分の子供が小さい頃、こういう機会に遭遇できたとしたら・・・
その頃は【写メ(カメラ付き携帯)】なんていう物が出始めた時で、自分は持っていなかったから、お巡りさんに「どうか少し待っていてください」とお願いして慌てて家へ飛んで帰り、カメラを取りに行ったと思う。
いや待てよ、今だからそういう事が言えるのだろうな。
その頃の自分にはそんな心の余裕はなかったから、
実際には、その場からそそくさと逃げる様に立ち去り、家に帰り厳重に鍵を閉めて、近所には「変なお巡りさんがいたから気を付けたほうがいい」と電話で連絡網をまわすことだろう。
しかし、時代時代で変わりつつある日本人の心。
日本の警察官(日本人全般に言える)が、こういったセンスのあるジョークというか、立ち振る舞いをできるかどうかは分からないけれど、まじめさはピカ一な日本人に、ユーモアも加われば言う事ないのにな。
もちろん、そういった素敵な方もたくさんいますけどね。