言い訳
『え~っ!誰がやったの?』
「知らな~い、私じゃないよ!」
他人の間違いを見つけようものなら、なぜか楽しそうに犯人捜しをする人。
それに便乗し、たかるように飛びつく人達。
「誰?誰ぇ?」
そんな騒いであんただったらどうする気だ?
こちらは高みの見物。
案の定、騒ぐ連中の中に犯人はいた。
「あれぇ?だって、言われたとおりに・・・」
明らかにあなたのしたことだろうに、この期に及んでまだ言い訳をするか・・・
実に格好悪い。
「わざとじゃないんですぅ」
職場のミスはわざとじゃないなんて当たり前の話し。
「◯◯さんに言われた通りにやったんですけど・・・」
『あっ、すみません。すぐに直します』
自分が上司だったらどちらの部下の言葉が気持ちいいだろうか?
言い訳をする人の心理は、
- 自分が一番悪い訳ではない
- 仕事ができない人間だと思われたくない
- 人間関係を悪化させたくない
と、自分をいかに他人に悪く思われないようにするか、と言ったところだろう。
例えば、伝達事項をきちんと伝えてもらえなかった・または自分のとらえ方が違った。
なんて毎回一から間違いの原因を突き止めていたらきりがない。
社会に出れば理不尽に思う事がたくさんあって、本当に悔しい思いを何度もすることがあるだろうが、とりあえずは自分の不注意を認めるという事が大事である。
言い訳ばかりをしていると、周りからの評判が下がるのはもちろんのこと、
これは実体験で懲りたことなのだが、
言い訳をするとその後の嘘を塗り固めていく作業も面倒くさくなり、いつかばれてしまうのでは?
という思いでしばらくの間はヒヤヒヤもんだったので、一つもいいことがない!
言い訳をする人はきっと繊細な人が多いとは思うが、言い訳せずに素直に認めて訂正すれば、まともな人であれば誰しもその人を悪く思うことなどはないだろう。
間違いを認めて後を引きずらず、次の事へとりかかろう。
◯◯があれば・・・
時間・金・余裕、この◯にはたくさんの文字が入ることだろう。
「金があったらやりたいことが出来たのに・・・」
しかし、何かしら成功している人って、ないならないなりにできてしまうんだよな、これが。
その糸口を見つけられるっていう事が、もう素質の問題なんだろうけれど、本当にやってみたいことがあるのなら、言い訳をする時間がもったいないから、すぐに取り組んでみることをお勧めする。
所詮、金がないからっていい訳だけしている人は、逆に金があったとしたって何にもできないのだろうから。
とりあえず、勉強する本を買う金がなければ、図書館に行ってみようか。