春たけなわの季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
たべこです。
本日は少し変わったネーミングの野菜や果物のご紹介。
審査員一人。えぇ、自分一人です。
たまたま
宮崎県特産ブランド、皮ごと食べられるきんかん。
そのまま食べるのが一番。
出典:みやざきブランド推進本部
かわいらしさ感:★★★★☆
ねらい感:★★★★★
たまたまの名前の由来は形状から来る『玉々』ではなく、美味しいきんかんが時々、たまたま偶然にしかならないところから由来している。
きんかんに含まれているヘスペリジン【(ビタミンP)みかんの皮や白い筋に多く含まれている】は、毛細血管の強化、コレステロールの改善、抗アレルギー作用、血流改善、発がん抑制など様々な効果がある。
さらに、最上級完熟きんかん
たまたまエクセレントがある。
全体生産量の2~3%の収穫量できんかんの最高峰。
インカのめざめ
北海道でアンデスの高級ジャガイモ【ソラナムフレファ種】を日本向けに改良したじゃがいも。
出典:おいしい・おもしろい野菜&果物のお取り寄せ通販 - 農家の台所WEBSHOP
飛躍しすぎ感:★★★☆☆
結構おいしい度:★★★★☆
煮崩れが少なく煮物にも適す。ねっとりとした口当たりと、サツマイモのような食感。
普通のジャガイモよりも糖度が高く、栗やカボチャやサツマイモのような味がする。
ジャガイモを使う料理ならなんでもあうが、バターで焼いたり、ジャーマンポテトにするとさらにおいしい。
ジャガイモに含まれているペプチドという成分が中性脂肪とコレステロールを減らす働きがある。
デストロイヤー
じゃがいもの皮が紫色で、目が赤いためマスクをかぶったような外観ということから登録出願時に名づけた『デストロイヤ』が通称名となった。
なるほどな感:★★★★☆
食用なの?感:★★★★☆
正式名は『グラウンド・ペチカ』
濃黄色で栗やサツマイモのような風味。
ねばりスター
おもな産地は北海道や青森県。
団塊の世代感:★★★★★
ご飯の友度:★★★★★
消化酵素のアミラーゼなどが多く含まれているため、米などのでんぷんを含む食材の消化を助ける働きがある。
長いものアレルギー(皮をむいた手がかゆくなるなど)は、シュウ酸カルシウムの針状の結晶が、直接皮膚を刺激して起こる。
ブラウンマッシュルーム・ムッシュシャンピニオン
ホワイトマッシュルーム・マダムシャンピニオン
生産量国内第一位:千葉県
一念発起度:★★★☆☆
世代交代感:★★★★☆
マッシュルームに含まれているポリフェノールは、免疫力アップや抗がん作用を持つ。
脂質の代謝を促進したり、皮膚・髪・爪の再生に関与するビタミンB2を含む。
有害な過酸化脂質を分解したり、脂質の代謝に関係するので、脂質の摂取が多いほどビタミンB2はたくさん必要になる。
ナポリタンにわずかに入っているイメージしかないけれど、炒めたり、煮込んだり、サラダにしたりと色々と用途があるらしい。
ミラクルフルーツ
西アフリカ原産のアカテツ科の果物。
ミラクルベリーとも呼ばれる。
名前の割に見た目は地味感:★★★☆☆
味もそれほど度:★★★★★
ミラクルフルーツの実自体は甘くないが、特殊な糖タンパク質であるミラクリンを含んでいる。
ミラクリンが舌の味蕾に結合して、次に食べたものが甘く感じられるという。
後から食べるものによっても甘味が左右されるが、この効果は30分から2時間程度。
グラスジェムコーン(レインボーコーン)
この虹色トウモロコシを開発したのはネイティブアメリカン農家の故カール・バーンズ氏。
出典:Inhabitat | Design For a Better World!
綺麗だけど本当に平気なの?感:★★★★★
努力のたまもの度:★★★★★
長年の品種改良のみで作り上げたカラフルなとうもろこし。
成熟してから発色する特徴を持つ。
観賞用かと思いきや、食べることもできる。
口に入れることをためらってしまうくらいの鮮やかさだが、遺伝子組み換えや薬品は一切使われていないという。
しかし、スイートコーンと比べると身は硬く、味もイマイチ。
さぞかしカラフルなポップコーンになるかと思いきや、出来上がりは普通と同じ白。
以上、最近気になった野菜や果物たち。
単に食材選びではなくて、違った見方をしてみるとさらにお買い物が楽しくなる?
に違いない。