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音楽は人を操れるのか?

 

 音楽は人を殺れる‼  ~ヨハネ・クラウザーⅡ世

 

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出典:デトロイトメタルシティ:ヨハネ・クラウザーⅡ世

 

「デトロイト・メタル・シティ」第4巻中で、闇で活躍する凶悪なメタルバンドを世界各国から招いて対戦させ、世界一を決める「サタニック・エンペラー」が開催された。

普段は内気で温厚な性格の根岸崇一は、本来ポップミュージックをやりたいと思っていいるが、嫌々化粧をしているうちに見た目も心もクラウザー様へと変身を遂げる。

インディーズ音楽界で人気を博している、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(DMC)も「サタニック・エンペラー」に参加することに。

そのクラマックスの炎の中で、まさに悪魔ような姿で歌を熱唱するクラウザー様のワンシーンは、漫画の内容的には笑いが多い中で(それが大好きなのだが)、まさに一番ともいえるくらいのカッコよさだと思う。

 

自分の現実はというと、これほどまでに激しい方に出会うチャンスはなかなかないのだが、近頃流行りのカラオケ選手権的な番組で、老若男女問わず(特に素人さん)、テレビの向こう側から、うたう方の熱い思いがひしひしとこちらに伝わってくると、不覚にも涙が出てしまっている時がある。

その人の魅力的な歌声と歌に対する熱い気持ちが、すさんだ中年女の心をも動かすということだ。

まさにクラウザーお言葉は、『音楽は人を思いのままに動かし支配できる』という意味であろうと勝手に解釈した。

 

慌ただしい毎日、家族の誰かが見ているテレビから流れてくる音楽以外、自ら進んで好きな音楽を聴くという行為は久しくしていない。

今現在心に余裕がなく、たった「音楽を聴く」という行為でさえ出来ないのだ。

 

どこからともなく懐かしい音楽が耳に入ってくれば、当時の記憶がかなり鮮明によみがえる。

下手したら、その環境の臭いや温感さえも思い出す。

 

 

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出典:coldrain、“セットリスト投票ライブ”レポ 7年間の軌跡をファンと再確認した夜 | Real Sound|リアルサウンド

 

わずか数人から何千・何万もの人々が同じ音楽を聴いて共感しあえるライブ。

大好きなアーティストに思いを寄せ、個々が一心同体となるのだ。

 

これからは心が汚れたら、学生時代に夢中になって聴いていたあの名曲たちを、一心不乱に聴くことにしようと思った。

 

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