自分は死というものが異常に怖い
この世に生まれてきたからには、いずれ絶対に死が訪れてくる。
大概の人は死というものに恐怖心を抱いていると思うが、自分は少し異常かもしれない。
どれくらい怖いのかと言えば、毎日好き勝手出来て、子供たちもいい子に育って良かったなといった現状の幸せであろう生活を以ってしても、出来ればこの世に生まれて来なければよかったと思うくらいだからどうしようもない。
『どうせ死ぬのになぜ生まれてきたのだろう?』
と思わず口にしてしまったら、親や子らには大変申し訳ないので、自分の心の中だけでどうにか納めておこうと日々葛藤している。
所構わず突然に頭をよぎるこの自分自身に対する問いかけは、もう何十年も前から繰り返されてきた。
そして、この問いにはなるべく気づかないふりをして、どうにか普通の人でいられるように意識し制御している。
今この階段を踏み外したら
正面から走ってくるトラックが突っ込んできたら
突然気が触れた人に襲われたら
楽しいはずの出先でテロリストに遭遇したら
どこかの国が短気を起こして核を発射したら
天変地異
痛み・苦しみ
最愛な者達との別れ
まだまだ何かやり残したかもかしれないという未練
自分を忘れ去られてしまうという寂しさ
出典:EPA
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取り越し苦労なのは百も承知だが、考えているだけでゾッとする。
自分ではどうすることもできない事態に巻き込まれてしまったら、
ひたすら恐怖におののき、じわじわと迫りくる死に対して正気ではいられないだろう。
生まれてきたこの世は恐ろしいことばかり。
なぜ人類は誕生してしまったのだろうか?
生まれてきてよかった
果たして、『この世に生まれてきてよかった』と心の底から思える人は、全世界人口に対してどれくらいの割合でいるのだろうか?
たしかに自分の子供を見れて良かったと思う。
好きなものを飲み食いしているときは幸せだと思う。
趣味に興じることができて満足だと思う。
でも、ちょっと違う。
うまく言い表せないが、自分の深層心理では『死』の方が6:4で勝っているかもしれない。
皆さんはどうでしょうか?
是非とも前向きな発言を聞いてみたいと思っています。
人は何度でも生まれ変わる?
死ぬのは肉体が滅びるだけで、魂は滅びない⁉何度も生まれ変われる⁉
輪廻転生。
否定するつもりはさらさらないが、自分には意味が分からない。
どういうことだろう?
だって、今の自分が何世にも渡って生き続けているという意識は一つもない。
もし生まれ変われるのだとしたら、過去の良かった経験だけでもうっすらと覚えていたい。
というか、現状から離れたくなくて死を恐れているわけだから、違う人生が始まったとしても納得できない。
どう考えても人生一度きり
早いよなぁ、頭の中は19歳くらいなのに着実に外身は年季を重ねている。
変な常識も身に着けたし、頭も固くなってきている。
自分は自分、一度きりの人生。
人間誰しもいずれは死んでしまうんだもんなぁ。
こうやって自分がぶつぶつ言いながら人生を悲観している間にも、自分の時間がどんどん無くなっている。
やだやだ、もったいないね。
頭の中では分かっているのに。
ちょっと、考え直してみるよ。