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小林旭氏が【放送禁止用語】使用でフジテレビが謝罪。はたして謝罪の必要はあるのか?

 

小林旭さん(78)がフジテレビ系情報番組【バイキング】にコメンテーターとして登場。

番組では、現地時間1日に起きたラスベガスでの銃乱射事件を取り上げ、コンサート会場に向かって約10分もの間改造銃で乱射し続け、58人が死亡し489人の負傷者を出してしまった『米史上最悪』とされるこの事件の感想を小林旭さんに聞いたところ、

 

「酷いよね、そりゃぁ赤ん坊をこう捻ってやるのと同じことで、無抵抗の人間だけを狙ってああいうことをする奴ってのは、バカかキ×××しかいない」

とコメント。

 

すると、CM明けにアナが神妙な面持ちで、

「先ほどの議論の中でですね、精神障害の方に対する差別を助長する発言がございました。お詫びして取り消させていただきます」

と深く頭を下げた。

 

というのが一連の内容だが、

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そもそも、改めて謝罪しなければならないほどのことなのか?

そしてその前に、現在の『放送禁止用語』の定義とはどんなものなのか?

  

放送禁止用語(ほうそうきんしようご)はテレビやラジオといったマスメディアにおいて、何らかの理由によりその放送における使用が禁止されている言葉のことを指すが、今日の日本では、ごく一部の例外(電波法に規定されているもの)を除き、法によって明文化された放送禁止用語は存在せず、単なる放送事業者の自主規制である。

放送禁止用語 - Wikipedia

 

そう、特に法律で規制されているわけではない。

あくまでもこの『キチ◯◯』という言葉は、テレビ側が自主規制している放送禁止用語の一つなのだ。

 

「先ほどの議論の中でですね、精神障害の方に対する差別を助長する発言がございました。お詫びして取り消させていただきます」

って、小林旭さんは犯人の事だけを言っているのであって、何も精神障害者達を悪く言っているわけではない。 自分だって、この犯人をどう例えるかと言えば、やはり小林旭さんと同じ意見だ。

だってそうでしょ。大勢の人たちを殺そうと、無抵抗な人たちに向けて銃を乱射し続けた、人間とは呼べないような人間だぞ。

 

自分が知識不足なのは確かだろうが、そもそも、『キチ◯◯』が精神障害者に対する差別を助長する言葉だったとは知らなかった。

とは言え、そこまで過敏に反応することの方が失礼なのではないか?

逆を言えば、犯罪者と精神障害者を同じ土俵で考える人の方が、いかがなものかと思うのだが。

う~ん、間違ったことを言っているのかな?

 

今回の件だって、フジテレビがまずいと思ったのなら、アナウンサーじゃなくて小林旭さんに訂正してもらえば良かったのに。

本人がどう弁解するのかは分からないが、『犯人の事だけを思って言った』という気持ちを視聴者に分かってもらえるのではないかと。

そして、坂上忍さんも大先輩相手に緊張したとは思うが、そこはうまくやり過ごしてくれればよかったのに。

 

とは言っても、人を傷つけるような言葉を人として使ってはいけない。

しかし、今回の『キチ◯◯』と言われて傷ついてしまう人は、一つも『キチ◯◯』ではないということが言いたいのだ。

傷つく心を持つということだけで繊細なのだから。

 

ふ~っ・・・

大好きなテレビの立場がどんどん悪くなっていく。  

小さい頃からたくさんの笑いや知識をくれた、大切な箱だったのに。

テレビって、いつからこんな下手に出るようになっちまったんだ!

なんでもハイハイ聞いてるばかりじゃ良くないんじゃないのっ⁉

 

決して手の届かない娯楽だったのに(ノД`)・゜・。

 

やっぱり、楽しくなければテレビじゃない!

 

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