「お父さんにぼう力を受けています」
千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、傷害容疑で1月25日に父親の勇一郎容疑者(41)が逮捕され、2月4日には共謀したなどとして同容疑で母のなぎさ容疑者(31)が逮捕された。
情けないよな。
周りに大人が何十人っていたのに。
市教委は、心愛さんが勇気をもってSOSを発信したアンケートのコピーまで、父親に手渡すという失態を演じた。そして、最悪な形で心を踏みにじられた心愛さんは、転校先の学校で実施されたいじめアンケートには、虐待について記入することはなかったという。
希望の光を見出すための勇気だったはずなのに、さらに劣悪な環境に置かれてしまったわずか10歳の子の絶望感を思うと、心苦しいという他ない。
本当に危険な目にあっている子供たちをしっかり保護できない日本の行政というか法律というかさぁ・・・もうっ!
でも、児童相談所には家庭への立ち入り調査や、親が拒否した場合は裁判所の許可状があれば捜索が認められているはずだぞ。
何をためらっている?
親の威圧に負けるような人間は、【保育・教育】関係の仕事に就くんじゃないよ。
親との関係悪化を恐れている場合ではないでしょっ!
大事なのは【子どもの権利】を守ることで、【親の権利】ではないでしょうが。
まぁその前に、行政云々とかじゃなくて、親(悪魔)がどうしようもないんだけれど。
「娘が夫から暴行を受ければ、自分は暴行されないですむと思った」
これは、犠牲になってしまった子の母親(とは呼べないけれど)が逮捕されたときに話した言葉。実の娘が苦しんでいるのを目の当たりにしながらも、止めることができなかったくらい夫の恐怖に洗脳されていた妻も、ある意味、犠牲者である。
・・・けど、その前にかあちゃんだろ?
極端な話、人の心をなくた悪魔(旦那)は赤の他人。一方、目の前で苦しんでいるのは血のつながったわが子。
お母ちゃん、勇気出してほしかった。今更だけれど。
ハンムラビ法典復活を心から願う。