結構な瞬間湯沸かし器タイプの自分だが、苛立ちを腹に飲み込んで我慢するという技を習得しているので、それほど親しい間柄ではない人の目には『悩みなんてなさそうな呑気さん』に映っているらしい。
そんなこんなだから近い将来、自分自身が噴火してダメになってしまうんじゃないかと不安を抱く中、出会った本が【頭に来てもアホとは戦うな!】
2014年7月30日に発売された【頭に来てもアホと戦うな!】が、今年1月15日から3月18日のビジネス書ランキングで9週連続1位に。
記憶に新しい豊田真由子議員のパワハラ暴言に始まり、死亡事故が発生しているにもかかわらず、依然としてなくなることのない煽り運転など、理不尽な行為が社会問題になったことも【頭に来てもアホとは戦うな!】が注目される要因になっているのであろう。
アホと関わると問題がこじれ、悩みや怒りが増し時間の無駄で、アホのタイプに合わせたかわし方が重要らしい。
『味方だと思っていた相手に裏切られたら、反撃はせずに冷静になって正確な情報を収集する』
『理不尽な要求を突き付けてくる相手には従順なふりをして従う』
など、嫌な相手に対するかわし方のヒントが記載されている。
残念ながら、現代社会では悪がはびこっても水戸光圀一行が成敗しに来てくれるわけではないし、必ずしも正義が勝つとは限らない。
『いつかは倍返し!』で、自分の大切な時間とエネルギーを消費してしまうのはもったいない。
あくまで自分が主体だと考える必要がある。
他人の目を気にせず自分と向き合う時間を確保することが大事で、自分がコントロールできないものにあれこれ悩んだり、イライラしたりするのは時間の無駄。
そして一番重要なのは、自分にとって必要なプライドなのか無駄なプライドなのかを見極めることである。