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空気に支配されたいじめ

 

ネットサーフィンしていたら、当時一人テレビの前でショックを受けた覚えがあるニュースが目にとまった。長崎県で2014年、いじめを受けていた中学3年生の松竹景虎君、当時15歳が自殺した問題だ。

 

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出典:毎日新聞

上の画像は景虎君が自殺する前日、ラインで書いたメッセージが残る携帯端末のもの。

そして問題なのは、多くの子どもたちが景虎君が自殺しようとしていることを、事前に知っていたということだ。

景虎君は亡くなる直前まで、複数の友人にLINEで自殺予告とも言えるメッセージを残していた。

しかもそのうちの一人には、死ぬ準備として首を吊るために用意したロープの画像まで送っていた。

 

「空気」松竹景虎(一部抜粋)

 

いじめの加害者の気持ちを想像してみた。いじめをするメリットなどないと私は思っているからだ 。主な理由は二つほど考えられる。

 

まず一つ目、 いじめという行為が楽しい。このてのいじめ加害者は恐らく、 自分がその苦痛を知ることでしかやめないだろう。

 

二つ目は、周りの友達に合わせているからだと考えられる。そうほとんどの人が自分が嫌われないように生活しているのだ。もし、少しでも友達が嫌いな子に優しくすれば、そのことを責められ、今度は自分がいじめの対象になるのではないかという不安と恐怖にかられる。それの連鎖がおこるから、周りの人に合わせるといじめがおこる可能性があると思う。

 

もっともたちが悪いのは後者の方だ。なぜなら、いじめが完全に終わることがほとんどないからだ。対象者は移り変わってもいじめは続く。

 

では、いじめの原因は何かを伝えよう。それは「空気」だ。これが目に見えないものだから恐ろしい。いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気、いじめに参加しないといけない空気。いじめの加害者、主犯でさえも空気によって動かされているのだ。

NHKオンライン

 

これほどまでにいじめの実態を解釈できている本人が、自らの命を絶ってしまった。

作文にも書かれている『空気』とは非常に恐ろしいもので、子供に限らず大人の世界にだって普通に存在している。

子供たちに対するいじめの見て見ぬふりを批判する前に、大人たちでさえ『空気』に支配されて日常を送っているのだから、子供にだけそれを直せと言うのは無理に近い話し。

しかし、そこは人生経験の長いわれわれ大人が、うまくそれを回避できる雰囲気に持っていけるよう考えを出すことはできるであろう。

そして、少しでも人の心の痛みに気づくことができ、命の尊さを痛感できる人間になれるよう、保護者や教育者は努力しなくてないけないのだ。

少なくとも義務教育の間は、親は子供にウザがられてキレられるくらい子供にしつこくしなくてはいけない。真剣に接すればこちらの気持ちが子供にも通じるはず。

極論すると、わが子に少しでも異変を感じたら、探偵じみたことだってしなくてはならない。信用する気持ちも大事だが、人生経験の少ない子供は時として誤った行動にでることもある。失敗も経験として大事だが、それを正しい方向へ導くのを助けることも親の役目。

 

年頃のわが子に嫌われようがそんな事は知ったこっちゃない。その子が大人になった時、こちらの想いをきっと分かってくれるはずだがら。

わが子が最悪の事態になって(いじめる側でも)後悔し続ける人生を送るより、嫌われてもわが子が健全に生きているほうが数無量大数*1良い。

 

最後に、自分がここで文章表現するにはおこがましいので、想像を絶する辛い思いをした松竹景虎君のお父様の、法廷陳述の内容が分かるブログを載せておきます。立派だった景虎君に対する後悔の念と、学校・町・県・加害児童に対する心境を知ることができます。

長崎中3いじめ自死訴訟で和解が成立、両親は加害生徒との対話を訴え – 古賀克重法律事務所ブログ

 

*1:数の単位の一つ:漢字文化圏において名前がついている最大のもの

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