esports誕生
1980年代にコンピューターゲームが誕生し、数多くの大会が開催され、1990年代にはインターネットの普及によりゲームのスポーツ化が加速。
2000年に『esports』という単語が使われ始め、 10月にはWCGC(World Cyber Games Challenge)が韓国で開催された。当時の参加国は17カ国で参加人数は174人、賞金総額は200,000ドルだった。
esportsとは?
『エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)』の略称。
電子機器を用いて行う娯楽・競技・スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム・ビデオゲームを使ったスポーツ競技のことを指す。
要は、複数人のプレイヤーで対戦するゲームをスポーツと解釈して『esports』と呼ぶ。
これまでは媒体によって「e-sports」「esports」「eSports」とスペリングがバラバラになっていたが、正式に『esports』に決定した。しかし、日本語の表記方法はまだ未定。
『手先だけでスポーツ?』
そもそも、スポーツの定義とは?
スポーツ(sports)
楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称。陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの競技スポーツのほか、レクリエーションとして行われるものも含む。
だよねぇ?自ら飛んだり跳ねたりするのがスポーツでしょっ⁉
と思ってしまった自分は、どうやら時代遅れすぎるようである。
世界各国では
アメリカではすでに、国がesportsをスポーツとして認めており、「プロゲーマー」が「スポーツ選手」であることを認めている。
また、韓国や中国でもesportsが非常に発展していて、市場規模も日本とは桁違い。
個人やチームがオンラインゲームで対戦し、観客は大型モニターなどで観戦を楽しむ。
サッカーの『ウイニングイレブン』、格闘技の『ストリートファイター』などが大人気。
1980年代にコンピューターゲームが誕生して以来世界に広まり、2007年アジア室内大会(マカオ)では正式競技になった。
後進国?日本
残念なことに日本は世界からesportsの後進国と呼ばれており、国民の認知度も低い。
esportsが盛んな国ではプロゲーマーがサインを求められるくらい、地位は確立されている。
日本ではもう少し先の話しになってしまうのか?と思いきや・・・
茨城県
出典:いきいき茨城ゆめ国体(第74回国民体育大会)・いきいき茨城ゆめ大会(第19回全国障害者スポーツ大会)
2019年秋に開催される【いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会】の文化プログラムとして、人気サッカーゲーム『ウイニングイレブン』で勝敗を争う【全国都道府県対抗 eスポーツ大会】が開催されることが決まった。
同年2〜7月に都道府県内で予選を実施、9月に茨城県内で決勝ステージを行う予定。
県実行委員事務局の開催経緯は、年齢・性別も関係なしに競うことができるからだという。
日本eスポーツ連合:JeSU
【eSPORTS国際チャレンジカップ ~日本代表 vs アジア選抜~】が2019年1月26日(土)・27日(日)に開催される。賞金総額は1,500万円。
会場は幕張メッセホール4で、競技タイトルは『ウイニングイレブン 2019』『Counter-Strike: Global Offensive』『ストリートファイターVアーケードエディション』『鉄拳7』
全国高校eスポーツ選手権
昨年末に予選大会が終了し、決勝は2019年3月23日(土)・ 24日(日)幕張メッセホール1で行われる。
優勝賞品は、『2泊3日の韓国esports体験旅行』で、esports先進国である韓国にてプロリーグの試合を観戦し、関連施設の見学や文化体験などを予定しているという。
アキバトーナメント
アキバトーナメントが12月9日、東京秋葉原で開催された。
参加したのは、秋葉原周辺の企業や関係各社、学校など14チーム。
競技タイトルは車によるサッカーゲーム『ロケットリーグ』で、3対3のチーム戦で実施し、特別枠のチームを除き、各チームに1人は取締役以上が参加するというルール。
開催経緯は、それぞれの店舗がバラバラに取り組むより、秋葉原の店舗が協力し合って、秋葉原から発信できるようなesportsのイベントを実施しようと決めたことから。
アキバeスポーツ評議会では、2019年の1年を通して『アキバリーグ』の開催を計画している。
世界のesports市場規模
現在、世界のesports競技人口は少なく見ても1億人以上。アメリカが1位で2位中国、3位韓国と続き、日本は17位。
2017年時点では6.6億ドルに留まっていたesportsの市場規模(年間売上総額)は、2022年までに29.6億ドルに達すると予想されている。
優勝賞金も1000万円単位の大会もあり、常時優勝争いをするようなゲーマーの中には、年間で1億円以上の賞金収入がある人もいるそうだ。
オリンピックでも正式種目化に向けた協議が続けられているesports。
2019年はさらに認知され、市場が拡大していくこと間違いなし⁉