今週のお題「読書の秋」
なんでも、『犬神家の一族』のドラマが12月に放送されるとの情報をネットで得た。
犬神家といえば『スケキヨ』。
美青年だったがビルマ戦線で顔に怪我を負ってしまったため、白いマスクをかぶって帰還。兵ちゃん(石坂浩二)が出ているとか、父の残した遺産をめぐっての争いだとか、母親から溺愛されていただとかはよく覚えていない。
が、物語を知らない人でも一度は見たであろう。
凍りついた真冬の湖に投げ込まれたために、湖面に上半身を突き刺し、足だけを突き出したインパクト凄すぎのあのポーズ。
今日は思い出話しを一つ・・・
現在では決して目には入れられない二人の娘達が、目に入れても痛くないほどかわいかったあの頃。
あまり女の子らしく、お人形さんには興味なかった二人だったが、それでもジジババや親戚一同がこぞってはやりの人形をくださったため、自ずとお人形さん遊びをする姿が・・・
が、それは自分が想像していたメルヘンチックや良き家庭像とはかけ離れていたもので、なんと言い表したらよいのか?
う~ん・・・


脱がされた衣服、バラバラなその御身、おいたわしや。
ホント、わが子にはサイコパスの気があるんじゃなかろうかと、結構真剣に心配したが、当時は団地暮らしで、近所には同じくらいの子供たちがいっぱいいたので、その親御さんたちに相談してみたら、大部分の子供達は同じようなことをしていると聞き、安心したのを覚えている。
こうなったら子供に負けてなるものかと、母親のパッションを炸裂させてみた。
クッションの間にお人形さんを逆さに突っ込み、
『スケキヨっ‼』
と、二人の娘達の前で意気揚々・得意満面に発声した。
当然、幼いわが子達はスケキヨを知る由もなし。
ただ、スケキヨの響きと、逆さに釣っ刺さっているお人形さんを甚く気に入ったらしく、
現在大人な二人にこの話しをすると、もれなく鼻で笑われるという特典付き。
しかし、笑いのセンスというか感覚は似たものが持てて、それはそれでよかったんじゃないかと思う。
子育てに悩んでいる皆さん、わが子への思う気持ちが本物ならば、親が多少ふざけていても子供はきちんと育ちます。
時には、というかほぼ、親の息抜きも必要です。
親が楽しければ、子供も楽しいんです。