うさぎをかまっていたら、ベランダのミニトマトが目入った。真っ赤なのが一列に何個もなっていて、お見事。昨年も育てたミニトマトは、なんという品種か忘れたが、濃いトマト味とフルーツ並に甘くて感動したので、今年も苗を植えたというわけ。
母がですけど…
自分が、「去年のあのトマトがまたどうしても食べたいから、また作って。」と頼んだ。
そして、今年なった三個をもいで食べてみたのだが、今年のは小さくて普通のミニトマトだった。しかし、せっかくなってくれてるトマトにはありがとう。という気持ちは変わらない。
母は土いじりが好きで、ベランダには盆栽や花が、足の踏み場もないくらいある。
昨年の北側のベランダには、背の低いひまわりが綺麗な黄色で、ズラーッと並んでいて、圧巻だった。
買い物帰りに結構遠くから見えて、あれは素敵だったな。
そういう植物を観て、綺麗だなとか心安らぐなとかの感情はあるのですが、何せ土を触るのが苦手。
食べることが大好きな自分は、何度も家庭菜園にチャレンジしようとしましたが、その度に虫の脅威にさらされて断念している。
母にしてみれば、『そんなの気にしてたら、キリがない。何にもできないね。』
おっしゃる通り。
でも、足長蜂に刺された事があり、誰かに二度目はアナフィラキシーがあるから要注意。なんて言われると、心配性の自分は考えるだけで気分が重くなってしまう。
ましてや、猛暑の後の秋口になれば、スズメバチがうようよしている。
わが家の玄関前は、スズメバチの通り道のようで、時期になると同じような時間に、決まった方向からやってくるのだ。
出勤時間と重なっていて、玄関を開ける前はドアの小窓から一応確認して、さっと出てエレベーターに乗り込む。
普段は運動も兼ねて、エレベーターは使わず階段を利用するのだが、秋口はその階段が一番危ない。
何もしませんから、本当に一撃しないでください。お願いします。
通じるわけないか。
話は戻って、うさぎもトマトを食べられると聞いた事があるので、試しに出ていたうさぎ母に小さい一個をあげてみた。
少しだけくんくん匂いを嗅いで、あとは見向きもしなかった。
『お母さん、トマトって栄養いっぱいあるんだよ。』
聞く耳もたずだけど。
そんなこと言ってる自分も、トマトを食べられるようになったのは、大人になってからなのです…
好き嫌いしないちび達