高齢者接種が4月12日からようやく始まったようですね。
市役所には朝から多くの人で混雑しているようですが、それをテレビで見ている自分の胸中は少し複雑です。なぜかと言いますと、自分の周囲では、知らされていた以上に多くの人に重い副反応が出たからです。
自分は4月12日に2回目の接種を無事?終了することができましたので、現場の生の情報をお届けしたいと思います。
1回目の接種
接種側の腕が当日の夜から3日位、打撲痛のような(アザを押されたような)痛みがあって、腕が痛みであげ辛い程度でした。インフルエンザ予防接種(皮下接種)では、やばいくらいに上腕が真っ赤に腫れ上がるので、それを思えばコロナワクチンのほうが軽いと思えました。
周囲の人たちは、接種後から腕が重だるい・痛いがほとんどで、1人だけ頭痛がする*1という人がいました(ただし、この人は他の予防接種でもアレルギーがあります)
問題の2回目接種
翌日仕事に来たものの、あまりのだるさで早退した人がいたり、念のため翌日休みを取っていた人からは、39度の発熱で寒気が止まらないとの報告がありました。その他、普段痛くならない関節が痛い・腕があがらない・頭痛・微熱・倦怠感など様々でした。
そんな自分よりも先に接種を受けた人たちの副反応を見ていたら、寸前まで辞退しようかと悩みましたが、こんな気持ちで受けたら絶対具合が悪くなると自分に言い聞かせ、なんとかポジティブな気持ちに上げようとしましたが、それは無理な話でした。
接種後
心配なアナフィラキシーショックがおきずに一安心でした。が、晩から腕が痛いのにプラスしてわきの下も痛く、ズキッと痛みが間欠的にありました。1回目よりも痛みが強く、翌日には仕事に行けたものの37.5度の微熱がありました。カロナール(解熱鎮痛剤)を飲んでみましたが、だるさは3日くらい抜けませんでした。接種後3日目に腋窩をエコーで診てもらったところ、リンパ節が数個大きく腫れていました。
現在、接種後2週間経とうとしていますが、今のところ問題ありません。
(c)JOEL SAGET / AFP
情報
自治体や政府からの情報では、約3割の人たちに発熱があるという程度でしたが、それでは世間の人たちは軽く考えてしまうのではないかと思います。倦怠感が出ることもあるという情報も、普段の疲れてだるいんだなという倦怠感では済まされないことのほうが多いようです。
ただ、男性よりも女性のほうが副反応が出やすいという情報は正しいのかと思います。
年齢も、高齢になるほど副反応は軽めに済む人が多いようです(自分の周囲には20代・30代女性に高熱がみられました)
結論
家族には進んで受けろとは言えません。ただ、無事ワクチン接種を終えた結果論から言うと、少し辛い思いをすれば、万が一の重篤な症状に陥らなくて済むのかと思えば、受けとけば?位には言うかもしれません。
臨床試験では発症予防効果が95%(厚労省)とも言われていますが、まだまだ始まったばかりのことですのでにわかには信じがたいですが、信じるしかないといった感じです。
これから接種を受けようと考えている人は、自分なりに納得いくまで調べたり、質問したりしてから受けてもらいたいと思います。
そして、予防接種を受けたから安心無防備ではなく、予防対策は継続していかなければなりません。
余談
1回目の接種を受ける前日には、海外の重篤な副反応の情報を耳にしていましたので、本気で家族に軽めの遺書めいたものを書きました。今となっては笑いながら話せますが、何せ未知なものでしたので…
3回目も接種しなくてはならないという噂を耳にしましたが、ぶつぶつ文句を言いながらも、結局は受けるんだろうなと思います。言い方悪いですが、人体実験に率先して参加したことにより、今後にいい結果をもたらすことができるよう願っています。
*1:接種を受けた人数:約350人