夜のマクドナルドから漏れる灯りの下、地面に直接座って勉強をしている9歳(当時)の少年。
もう三年も前の話しらしいが、つい先日テレビでたまたま見かけた瞬間、心を揺さぶられてしまった。
出典:Facebook
“いつまでも貧乏のままでいたくない、お母さんに楽をさせたい”
リゾート地で有名なフィリピン中部セブ島のマンダウエに住むダニエル君は、「将来は警察官になりたい。フィリピンを救いたいんだ」と意気込む。
しかし、ダニエル君一家は火事で家を失い、その数年後には父親も亡くしてしまった。
その後は、母親ときょうだい2人と共に、母親の勤め先の小さな雑貨店に仮住まいしていたようだが、貧富の差が激しい現地では夜になると電気が止まるため、路上で勉強するしかなかった。
この写真を撮影したセブ医科大に通う女子大生ジョイスさんが、ダニエル君の姿に衝撃を受けFacebookに投稿したところ、世界中から大反響。
しかも寄付や学用品の支援がたくさん届き、ダニエル君の将来の夢が実現できそうだという。
現代版蛍雪の功とも言える行動により、人の心を動かしたダニエル君。
このまま素直な心を持ち続け精進してもらいたい。
きっと立派な大人になるんだろうな。
あれこれ理由を付けて行動に移さない自分が、非常に恥ずかしく思えた。