奇跡の一本松:高田松原約7万本の松の中から、たった一本の松だけが津波に耐えた。
2011年、福島第一原発の事故の影響で、福島県から横浜市に自主避難してきた後、同級生にいじめを受け今も不登校になっている男子生徒が小6の時に書いた手記。
「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。」
現在中学生の男子生徒は、転校先の小学校で名前に【菌】をつけて呼ばれていたり、
「賠償金をもらっているんだろう」などと言われていじめられ、同級生に金を要求されていた。
男子生徒は、先生にも同級生からいじめを受けているという相談をしていたが、十分な対応をしてもらえなかった。
当時まだ小学生だった子が、人生最大の危機に遭遇してしまい、少しでも難を逃れるためにと移り住んだ新居地に、さらなる試練が待っていた。
どんな思いでこの手記をしたためたのであろう。
小6ならばある程度の漢字は書けるはずだが、【死】という文字だけ漢字を使っているというのが、自分的には物凄く気になった。
勝手な思い込みだが、やっぱり彼は我々には想像しがたい心の葛藤を抱いていたのであろう。
自分はひらがなだらけのこの決意表明を見た時に、ただならぬ決意を感じた。
自分の意志で命を絶つ選択をする人が大勢いる中、
この子は天変地異の地獄や、繰り返される人間の嫌な部分を見てしまったのにもに関わらず、
自ら生きると宣言したのだ。
また別の事件では、
『福島から来たら白血病ですぐ死んじゃうだろう』
原発事故後、千代田区立小学校へ転入した生徒が同級生の男子から、
『福島から来たら白血病ですぐ死んじゃうだろう』と言われ、先生も冗談交じりとはいえ、『中学生くらいで死ぬかもね』と言ったそうだ。
さらに同級生からは『どうせ死んじゃうなら一緒でしょ』と言われて、階段から突き落とされたこともあったという。
・・・本当に親は何をしつけているんだろう。
震災を受けてしまった方たちや白血病で闘病している方たちに失礼。
実に失礼極まりない。
そして先生、頭で考えるよりも先に口に出てしまうというのなら、一度病院へ行ってカウンセリングを受けることをお勧めする。
ましてや階段から人を突き落とせるという感覚も、もはや理解できない。
現実を詳しく知らない自分が意見をするのはもっての外なのだが、それを承知で意見したい。
いじめた子達の親・保護者・親戚一同は、この事件を知って何を思ったのかが知りたい。
また、いじめた子達の今の気持ちを知りたい。
先生達だって子供が好きで、日本の明るい未来を作る人間を育てるために、この職を選んだんじゃないのか?
今は成り行きで先生になった人が多いのか?
『うちの子に限って・・・』なんて、この期に及んで言っている人はいないだろうね?
まさか、『言われる子の方が悪い』 なんて、救いようもない事を言っている人はいないよね?
何気に子供の前で言ってしまった一言を、子供がそのまま外で言っているかもしれないよ。
その一言が人を傷つけてしまうかもしれないという事を、よく理解できていないくせに。
自分の子が万が一加害者だったとしたら、一応そこまでに至ってしまった経緯を聞く。
そして、とりあえず何がどうして悪いのかをこんこんと説明する。
その後まだ反省していないようなら、血の涙を流すくらいの勢いで「おまえは間違ったことをしてしまったんだぞ」と言って、子供が他の子を傷つけてしまったという事を認めさせる。
決して容赦しない。
しかし、子供は一歩外に出れば何をしているのか分からないのが現状である。
学校では頑張っているが家に帰ればだらだら、ぼーっとしている子もいれば、
家では猫をかぶったようにいい子だけれど、一歩外に出れば悪い顔をしている子もいる。
とにかく、この件に関しては、学校も加害者の親も悪いのである。
というか、先生と親が悪い。
違うかな?みなさんはどう思う?
そして、いじめを受けている人達や震災を受けた方達に、今まで受けた苦難を忘れてしまうほどの幸せが訪れてくるように願っている。
※このブログは2016年11月に書いたものですが、度重なるいじめのニュースを目の当たりにした為、追記して再投稿しました。