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性別変更は性別適合手術なしでは今のところ認められなかった。

 

性別変更には卵巣や子宮などを摘出する性別適合手術が必要 裁判所が判断

 性別適合手術なしでの性別変更は認められなかった。女性から男性に性別を変えたいと願っている臼井崇来人(たかきーと)さん。法律が求めている子宮や卵巣の摘出手術に疑問を感じる臼井さんは、手術なしでの性別変更を裁判所に申し立てていたが、先週却下された。

 

 臼井さんは「生殖機能を持たないとなぜ男になれて、持っていたらなぜ人として認められないのか。正直納得がいかないというか、自分自身の存在とかが理解されていない気がして」と話す。

 

 性同一障害と診断された臼井さん。共に暮らすパートナーの女性、幸さんと彼女の息子と法律上も家族になるために、女性から男性への性別変更を希望している。しかし、性別変更に必要な卵巣や子宮などを摘出する性別適合手術は不要だと訴えている。医者には「色々治療するけど自己責任でお願いします」と言われたという。

 

 臼井さんは去年12月、手術なしでの性別変更を求め、岡山家裁津山支部に申し立てたが却下された。臼井さんは「幸さんとの結婚を約束しているから出産の可能性はない」としたが、裁判所がこれを認めなかった。臼井さんは岡山高裁に即時抗告している。

【中略】

 「自己決定権は体つきではないと思う。人権侵害されているんじゃないかなと正直思っています」「法律が守ってくれないのであれば、今のリアルな世界を大事にして生きていくしかないと実感しています」と心境を語った。 家族になるための努力をしていきたいという臼井さんと幸さん、そして息子。高裁での判断に注目が集まる。

性別変更には卵巣や子宮などを摘出する性別適合手術が必要 裁判所が判断 (AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース

 

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出典: LGBT | Venngage - Free Infographic Maker

 

もしね、自分がかねてから心底男になりたいと思っていたら、身体に女性器が存在すること自体、物凄く嫌だと思う。

だからそれを残そうとするのは、後悔した時のためと思われても仕方ないのではないか?

 

もし性別適合手術せずに戸籍上女になれた人がいたとして、共同浴場で『女湯に入る』なんて人がいたらどうする?

皆さん、万が一そういう方と風呂場で一緒になってしまったら、何事もなかったかのように普段通りでいられます?

 

 

性同一性障害は、生物学的性別とジェンダー・アイデンティティ(自分自身が自覚・認識している性別。心の中の性。)の不一致によって引き起こされる。

ジェンダー・アイデンティティは2歳半ごろまでには決定づけられて、その後の変更は極めて難しいとされている。

いまだ不明のことが多いが、胎児のころの脳の形成過程が深く関与していると考えられている。

 

症状の現れ方

 自分の身体的な性に対する持続的な不快感、あるいは嫌悪感、またその役割についての不適切感があります。それと同時に自分とは反対の性に対して、身体的にも同じようになりたい、社会的にも反対の性で受け入れられたいなどの強い気持ちをもちます。

 たとえば、体が女性で心理的に男性であれば、スカートをはくのがいやでズボンばかりはくとか、思春期になって胸がふくらんでくると、さらしを巻いて隠すというようなことが起こります。また、反対であれば(体が男性、心は女性)、ペニスや睾丸がいやでたまらない、ヒゲが生えているのが自分らしくないなどと感じ、できるだけスーツを着たりネクタイをするのを避けるようになったりします。

性同一性障害 症状、治療、原因など | こころの病気 - Yahoo!ヘルスケア

 

 

症状を参考にしてみても、性別変更を望むなら、せめて反対の性は取り除かないといけない気がするのだが。

この方は自分に女性器があることに違和感はないんだろうか・・・?

 

妊娠の可能性がある以上、妊娠はありえないと本人が言っていても、今後何があるかわからないもんな。だって100%妊娠しないなんて言いきれないでしょう。

 

「生殖機能を持っていたらなぜ人として認められない?」なんて言っているけど、「人として」という言い方は大げさ。

「男としては認められない」と言っているだけの事であって、女性としては認められているのだからそれはないでしょう。

 

 

世の中の性別変更を望む方は、長い道のりを経て、高額な費用を出して性別適合手術を受け、やっとの思いで心の中にあった性になれるのである。

 

手術しないで性別変更を望むこの方の気持ちもわからなくは無いが、いともたやすく何でも受け入れられてしまう世の中になってしまったら、社会全ての事が徐々に崩れていき、秩序も道徳もなくなってしまうような気がする。

 

このニュースの臼井さんを疑うわけではないが、性同一性障害という病気が、ただのわがまま病だと思われてしまわないように願うばかりである。

「心の中は男、でも体まで男にはなりたくない。でも戸籍上は男にしてくれ。」

となると、人類発祥してから現在に至るまでの、人間の進化上の約束事を破るくらいの重罪な気がしてならない。

 

どうして体は女性のままでいいのか?手術はなぜ拒むのか?お金の問題?失敗が怖いから?

それとも、やはり後で女にまた戻りたくなった時のため?

 

 

ただし、本人が悪い訳ではない性同一性障害。

誰にも打ち明けられずに思い悩み、心に傷を負い、さらには体にも傷をつけなければ認めてもらえないという現状も、理不尽な気がする。

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