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黙って食べる【恵方巻】の必要性は?特別な日だからこそ、せめて食事の時くらいは楽しくしたい。

 

世の奥様方・旦那様方、今年の恵方は南南東ですって。

 

 

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はち切れんばかりの写真の太巻きは、2月3日のみ大丸東京店で限定10本販売される豪華食材恵方巻【《中島水産》2018年18種の十八番(おはこ)巻】。

そのお値段なんと、1本1万5000円!

巻かれているのは本マグロ中トロやズワイガニなどの高級食材18種。

海苔は金箔海苔で、さらにその上にはキャビアが・・・

 

『こんな高い太巻き、誰が買うもんかっ!』なんて思う方もいるかもしれないが、特別な日を楽しむための食事として、豪華で高級志向な恵方巻は2014年から2017年にかけての売り上げが2.5倍に増加し、さらに、それらを購入しているのは富裕層に限らず、『奮発して買おう』というメリハリ消費が特徴で、幅広い層に買われているらしい。

 

節分に恵方巻を食べる風習はもともと関西発祥といわれているが、1990年代からスーパーやコンビニで扱われたのをきっかけに全国的に普及した。

 

恵方巻ルールが結構細かい

・福を巻き込むから巻き寿司。

・縁が切れたり福が途切れたりしないよう、包丁で切ってはいけない。

・七福神にあやかり7種類の具をいれるのが望ましい。

・巻き寿司を鬼の金棒に見立て、鬼を退治する意味もある。

・恵方巻を通して体に入ってきた福を逃がさないために、食べ終わるまで口をきいてはいけない。

・恵方を向く。

 

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わが家では、2人の子供が小学生低学年だった頃に一度だけ、マニュアル通りに実践してみたことがある。

しかし、本来なら自分が大好きな具材を詰め込んだ美味しいはずの太巻きなのに、黙々と食べるという行為が耐え切れず、どうにかこの時間を早く済ませてしまおうと、味わうという概念は捨てつつ、のどに詰まらせないようにと早食いした覚えがある。

自分の最大の楽しみである食事の時間を少し無駄にしてしまった感が半端なく、

『なんなんだ、セブンイレブンめ…』と、仕掛け人っぽいセブンイレブンを恨めしく思ったのは鮮明に覚えている。

 

とにかく、わが家の食事タイムは冗談の一つから始まり、途中で自分が自分の冗談で吹き出してしまい、子供も呆れてしまうような冗談で終わるといった、少なくとも自分だけは楽しい時間なので、到底黙って食うという行為は無理なのだ。

 

節分に恵方巻って最近だよね?定番っぽくなったのは。

まぁ、食べる分にはいいよ。

でも、食い切るまで無言って、あんたそんな殺生な・・・

今の時代、夫婦共働き・子供たちは部活に塾で、なかなか家族全員が一緒に過ごせる時間なんてないのに、せっかくの家族団らんタイムを無言で過ごすとなると、たった一年に一日のことだけれど、それすらもったいない気がする。

 

信じる者は救われる精神も大事だが、何よりも、自分自身や家族が心身ともに健やかでいられるのが大事なわけで。

神様も恵方巻を正しく食べなかったかといって、まじめに楽しく暮らすあなたを見放すわけがないと思うわけで。

 

かと言って、真面目に恵方巻に取り組んでいる方々を批判しているわけではありません。

自分は自分のスタイルで、食べやすいように切って、わいわいがやがや少々お行儀悪く食べたいと思います。

 

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