今回で15回目の無人島サバイバルバトルを繰り広げるために、元祖無人島芸人:よゐこ濱口優が対戦相手を指名することに。
その相手とは、【陸海空 地球征服するなんて】の人気企画【部族アース】ですべての物ごとに臆することなく挑戦し、話題沸騰となった破天荒ディレクター【ナスD】だ。
実は、よゐことナスDは、1998年から2016年まで放送されていたバラエティ番組【いきなり!黄金伝説。】ころからの付き合いで、【無人島0円生活】でも出演者と裏方としてタッグを組んでいた間柄。
ナスDとは?
本名:友寄 隆英(ともより たかひで)
19歳からアシスタントディレクターのアルバイトを始め、フリーディレクターを経て2003年にテレビ朝日入社。
2017年から放送されている旅バラエティー番組【陸海空 地球征服するなんて】では、ゼネラルプロデューサーとして番組制作を統括する傍ら、部族アースの取材ディレクターも担当している。
大胆奔放
その破天荒な行動や言動から人気を集めていて、特に2017年5月2日放送分では現地の魚を釣ったそばから食べてしまったり、
(現地の子供に魚を勧めるナスDに父親がすかさず忠告)
タトゥーの原料の強力な染料となるウィトという果物の汁を、シピボ族の女性に「美容に良い」と言われ、色が取れないとは知らず全身に塗りたくったため全身真っ黒になってしまったりなど、現地住民をも驚かしている。
そこで、染料を塗った後の色がナス色に見えることから、番組内では【ナスD=(ナスディレクターの略称)】や「破天荒ナスD」と呼ばれることとなった。
「タレントは才能があるが素人は五人分やらなければ面白くない」
いやいや、最初からぶっ飛ばしてる。
編集なし、やらせなしで無人島2泊3日を死ぬ気で頑張るというナスD。
「ドンキホーテ無人店」
ナスDが無人島に足を踏み入れた時、波に打ち上げられた沢山のごみを目の当たりにして発した言葉。
絶対に正しくない色をした中身を持つペットボトルを見つけたナスD。
フタにも見たことも聞いたこともないような名称が。
一つはどす黒く、もう一つは水に近い色。
それらをなんとナスDは、スタッフの制止を無視して二種類飲んでしまう。
見ているこちらが具合悪くなるくらいだったが、一つはウーロン茶、もう一つは腐ったオレンジジュースと表現していた。
「ア・カ・ン」
雨・風・波
サバイバル生活を送る上で、気を付けなければならない頭文字をとって『アカン』らしい。
ツタを刈るために中にもぐり、スタッフの「どこいるんですか?」の問いかけに「ここじゃ!」と言って茂みの中から顔を出す。
今まで17年間作ってきた中で一年は壊れない家をつくりたいと、初めは5分でテントを作成すると言ってはみたものの、作業が楽しすぎて夢中になってしまい、5時間作業し続けた。
子供の評判を気にするナスD
小1から小6までサンタに願ったことは、「弟がほしい」というほど幼いころから子供好き。
小学生時は算数の授業が分からなくて必死になっているうち、知らず知らずのうちに前へと移動してしまい、気づいたら机が黒板にぶつかっていたというエピソードを持つ。
「巻こう!」
ウッチャンナンチャン南原氏から、近藤真彦氏が仕事に遅刻した時に発したセリフが『巻こう!』だったと教えてもらった濱口は、今回の無人島生活でこのセリフを連発することになる。
漁に出た後の冷えた体にお玉の湯をスウェットスーツの上からかけてもらう濱口。
安定したサポートをする有野。
「天の神!地の神!油の神!我の料理を美味しくしたまえっ!ポーンっ!」
濱口が漁に出て、銛でついた魚たちを油の中にぶち込む。
高く上がる火柱が火事を思わせるくらい壮絶な調理法。
破天荒焼きと命名。
73対27
今回の対戦結果は圧倒的ナスDの勝利。
無人島生活の放送で収まりきらなかったナスDの二日目・三日目の分は、1月13日(土)21時58分テレビ朝日の【陸海空 地球征服するなんて】で放送された。
全く寝ずに70時間以上過ごすナスD、もはやワイルドという一言では済ますことが出来ない。
今後の動向に興味津々である。
やっぱり止めましょうシリーズ
シーカヤック
ナスDが遠くの島を指さして、
「あそこまで濱口さん行きましょう」
フェリーで行くような距離の島をシーカヤックで行けというナスDに、さすがの濱口も困惑していたとことろ、
「いや、行けますよ。僕一人で行ってきましょうか⁉」
と、最初は勢いよく漕ぎ出したものの、海流にどんどん流されてしまい、
「助けて下さ~い」の声が。
偶然通りかかった漁船に、スタッフ一同身振り手振りでナスDの事を伝え、助けてもらった。
大事にならなくて済んだナスDが一言。
「濱口さん、やっぱり無理ですね、止めましょう」
チーズおにぎり
一万円生活チャレンジ中、チーズで作ったおにぎりを持って、山ごもりして景色のいいところで食べようと探していたがあいにくの天気。
土砂降りで滝の水量も大変なことになっていた。
帰った方がいいのではという周囲の声に、
「いや、行けます」
どんどん山奥に入っていき、山のでっぱりにある丸い岩を見ながら、
「濱口さん、あそこに乗って撮ったら良い画になります」
そこで足を滑らせたら下は滝つぼのようなところで、ましてや水ではなくて岩だらけ。
「あの丸さでは座れないし、しゃがめないし、立てもしない」と言う濱口に、
「いや、濱口さんなら行けますよ!」
それでも無理だという濱口に、
「じゃあ、僕が見本見せますんで」
バーっと勢いよく行った瞬間に滑り落ちてしまったが、物凄い身体能力で身近なヒョロヒョロな枝をバシッとつかみ、
「濱口さ~ん、やっぱりここ止めましょ!」
と一言。
当たり前やろっ!!
「戻らなければこのドアから飛び降りる!」無人島生活のきっかけ
2泊3日の無人島生活終盤、濱口はナスDとの思い出を語る。
その中で「唯一、仕事の人にブチ切れた」という【無人島0円生活】誕生秘話も明かした。
前身の企画【1ヶ月1万円節約生活】がそのきっかけで、挑戦中に濱口は舞台の稽古に向かうことに。
事前に話はしていたが、ナスDは「節約中だから離れちゃダメ」の一点張り。
それでも濱口は「有野が待ってる」と制止を振り切り車に乗り込んだ。
そこにナスDも乗り込み、車は稽古場に向けて走りだす。
その間も車内では濱口とナスDが「戻る」「戻らない」で揉め続け、「戻らなければこのドアから飛び降りる!」のナスDの発言に、反論はしていたもののドアの扉を必死に守っていたという濱口。
その場では最終的にナスDが折れたが、これが無人島生活に繋がる。
濱口を現場から出ていかせない状況を作るために、脱出手段のない無人島生活が始まったのだ。
ナスDは僕を作ってくれた博士
濱口は、「仕事でいろいろ引き出してくれたのもナスD。無人島0円生活での僕のキャラ自体もナスDが作ったようなものですし、ここ10年ほどこの番組でも着ている茶色の上着もナスDのお兄ちゃんの服ですからね」
「博士が掘り起こしてくれんかったら、今の自分たちはないなって思います」
とナスDへの熱い思いを告白。
大胆奔放な素人タレント?ナスDの予想もつかない行動にはハラハラドキドキ。
しかし、なんだかんだ言っても、自分は安心して見ていられるし腹から笑えるよゐこが大好きなのだ。
2018/01/17更新